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Antennae – Drawing Tube

Antennae

Drawing Tubeは、ドローイングのオルタナテフィブな研究と実践のための国際的なプラットフォームです。実験的で現代的なドローイングの実践から、線の創造における人類学的な側面の探求まで、ドローイング制作における多面的なアプローチを探求しています。
2021年には、世界中のアーティストと共に最初のプロジェクト「Signals」を実施しました。パンデミックによってもたらされた新たな空間的・心理的状況がドローイングに与える影響を探求しました。このプロジェクトでは、ロックダウンという閉ざされた環境の中で活動する30名の様々な国籍のアーティスト作品を紹介しました。ドローイングは身体化されたコミュニケーションの手段となり、この時代の断片的な「サイン」を自ずと反映するものでした。
Drawing Tubeは、セカンドプロジェクトAntennaeを開始します。
「LIVE TRANSMISSION」で広く知られるアーティスト、モーガン・オハラ(Morgan O’Hara)は、自身のドローイングについて「地震計のようなもの」と述べています。この意味で、ドローイングは単にアーティストが何かを創造するための方法論を反映するものではなく、絶えず変化する現実を受け取り、認識し、翻訳する手段でもあるのです。
あなたの鉛筆を逆さまに紙の上に置き、それをアンテナの様に立ててください。
Drawing Tubeはアーティストに次のような質問を投げかけます:
あなたの作品において、ドローイングは感覚的なレベルでどのように機能していますか?
描いて痕跡をつける際、何があなたの反応的なドローイングのプロセスを導いていますか?
制作プロセスを経験した後、あなたの心境はどのように変化しますか?
現在の地球規模の危機や環境問題を探求し、緩和し、さらには超越するために、ドローイングはどのような役割を果たすことができるでしょうか?

Drawing Tube
A platform for alternative drawing research and practices.
東京 / ベルリン / ロンドン / ボルチモア

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鈴木 ヒラク、中原 一樹、トマソ・ゴーラ、ニコル・レンジ

Morgan O’Hara pencil tips, 1998