About

Drawing Tube は今後、二人のアーティスト、鈴木ヒラク(東京)と中原一樹 (ベルリン)を中心としたコレクティヴとして運営していきます。
リニューアルしたウェブサイトの “Wall” の項では、現在世界各地で行われているドローイング展や新進の作家の情報などを共有する他、ドローイングの拡張性に関する記事や論考を掲載します。また、描く/書く/話すことを通じた実験的対話のイベントを継続して行い、その成果を出版していきます。
より開かれたプラットフォームとして、複数の点をチューブで結んでいきながら、引き続きドローイングの本質と可能性について考え、実践し、そこから新しい対話が生まれることを私たちは期待します。

2019 年 2 月 6 日

Drawing Tubeとは(2016年8月3日)

 


Authors

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鈴木ヒラク/アーティスト。1978年生まれ。ドローイングと言語の関係性を主題に、平面・彫刻・映像・インスタレーション・パフォーマンスなどを制作。環境に潜在する線的事象の発掘行為を通して、現代の時空間におけるドローイングの拡張性を探求している。2011-2012年アジアン・カルチュラル・カウンシルの助成によりアメリカに、2012-2013年公益財団法人ポーラ美術振興財団の助成によりドイツに滞在。これまでに金沢21世紀美術館 (石川、2009年)、森美術館 (東京、2010年)、ヴロツワフ建築美術館 (ポーランド、2015年)、銀川現代美術館 (中国、2016年)、MOCO Panacée (フランス、2019年)、東京都現代美術館 (東京、2019-2020年)など国内外の美術館で多数の展覧会に参加。2016年よりドローイング研究のためのプラットフォーム『Drawing Tube』を主宰。音楽家や詩人など異分野とのコレボレーションや、大規模なパブリックアートも数多く手がける。主な作品集に『GENGA』(2010年)、『SILVER MARKER―Drawing as Excavating』(2020年)などがある。現在、東京芸術大学大学院美術研究科准教授。

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中原一樹/アーティスト。1980年香川県生まれ。ベルリンを拠点に制作活動を続けている。2010年、ベルリン・ヴァイセンゼー美術大学修了、2011年に同大学にてマイスターシューラー取得。2013年、公益財団法人ポーラ美術振興財団在外研修制度によりロンドンで滞在制作。2017年、優れたドローイング、版画作家に贈られるクリスチーネ・ペルゼン賞をベルリニッシェ・ギャラリーより受賞。

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水野妙/ことばのアーキテクト。1978年生まれ。東京大学文学部言語情報学科卒業、東京大学工学系研究科建築学修士課程修了。“Archive/Architecture As Letters/Language”がテーマ。多元的な時空間·存在のありようをつなぐ共同体の生成の場処としての“ことばのけんちく”を、テクスト製作を軸に試みている途上。翻訳に津田直『Elnias Forest』(2018)。

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トマソ・ゴーラ/イタリアのアーティスト、研究者。彼はパリの社会科学高等研究院で視覚人類学の博士号を取得、フランスのLAS(人類学研究所)のメンバーを経て、現在はロンドン・メトロポリタン大学にて批評と概念研究を、アカデミア・サンタ・ジュリアにて視覚人類学を教えている。視覚文化の学術雑誌Anima Lociの創設者兼編集長を務めるほか、現代音楽とサウンドアートに焦点を当てた巡回プロジェクトであるEl Cocuy Projectsの創設メンバーおよびキュレーターを務めている。彼の関心は主にイメージエージェンシーと知覚の心理学のトピックを中心命題としており、様々な手段、特にドローイングを通して探究している。彼は理論的な研究に伴う作家活動に加え、講演、出版、展覧会を含む学芸活動を行なっている。


Researchers

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藤瀬朱里/東京出身。慶應義塾大学環境情報学部(認知科学専攻)卒業、Camberwell collage of Arts (ファンデーションコース、ドローイング&コンセプチュアルアートプラクティス専攻)卒業。ドローイングを軸に、生活の中に偏在する様々な痕跡を刺繍など身体的な動作を用いてトレースする作品を主に制作している。トレースという通常の認知バイアスのある状態とは異なるプロセスでそれらが持つ独特な静けさを理解し引き出そうとしている。