1977年ヴェローナ生まれ。2000年よりミラノのブレラ芸術アカデミーにて学ぶ。2006年ISCP(インターナショナル・スタジオ・キュラトリアルプログラム)の奨学金を得てニューヨークに滞在。現在、あらゆる事象を包括しうるような深遠で先進的な芸術と人生の統合を目指し、経験とヴィジョンの間の関係性に焦点を当てた探求を行なっている。最新のプロジェクトの一つは、北欧の原野を探検した、2014年から2019年にかけての経験を通したリサーチ作品「North Way」。さらに2021年公開予定の「A line Made by Walking – Immersive practices and experiential residues in Long, Fulton, Griffin, with Girardi」の展示に向けて制作中。(「歩く」という没入的実践から経験的痕跡を残してきた、リチャード・ロング、ハミッシュ・フルトン、ロン・グリフィンらの先人の活動に続くプロジェクトである。)現在ベローナとミラノを往復しながら生活し、制作活動を行なっている。
私の芸術的探究の基盤にあるのは、人の手つかずの自然を探検するという、旅の連なりである。そこにおいて私のドローイングは、旅を通して得られた経験の道筋を辿り刻む跡としての役割を持っている。
しかしながらこの時期に至り、物理的にどこにも旅をするということが不可能になった。そこで、私はドローイングをすることによって、抽象的な旅に、目には見えないものの中の旅に出ることにした。移動しないまま旅する者となった私は、このあらたな状況下での日々の生活における静寂と隔たり離ているという状態を探索していった。すると徐々に、複数のシンボルや原型が浮かび上がり始めてきたのだった。
これらのドローイングの集合は、解読することが不可能なこのような時間からこそ、生まれたものだ。それは未知の領域の地図であり、先を見通すヴィジョンである。
ダニエル・ジラルディ
1977年ヴェローナ生まれ。2000年よりミラノのブレラ芸術アカデミーにて学ぶ。2006年ISCP(インターナショナル・スタジオ・キュラトリアルプログラム)の奨学金を得てニューヨークに滞在。現在、あらゆる事象を包括しうるような深遠で先進的な芸術と人生の統合を目指し、経験とヴィジョンの間の関係性に焦点を当てた探求を行なっている。最新のプロジェクトの一つは、北欧の原野を探検した、2014年から2019年にかけての経験を通したリサーチ作品「North Way」。さらに2021年公開予定の「A line Made by Walking – Immersive practices and experiential residues in Long, Fulton, Griffin, with Girardi」の展示に向けて制作中。(「歩く」という没入的実践から経験的痕跡を残してきた、リチャード・ロング、ハミッシュ・フルトン、ロン・グリフィンらの先人の活動に続くプロジェクトである。)現在ベローナとミラノを往復しながら生活し、制作活動を行なっている。
website : danielegirardi.com
instagram :daniele girardi
プロジェクト「A line Made by Walking」:urbspicta.org/A-Line-Made-by-Walking-1h
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